仏事コーディネーターとは？

仏事コーディネーター資格制度は、宗教用具業界に働く人々にとって必要な知識や心構えを講習と試験により審査し、それを仏事コーディネーター資格審査協会によって証明する制度で、2004年からスタートした民間資格です。

全日本宗教用具協同組合（全宗協）が後援する、「仏事コーディネーター資格審査協会」が認定しています。

「仏事コーディネーター」とは、仏教と仏壇仏具、また、それらを取り巻く「仏事」に関する豊富な知識を持った資格者のことです。

その資格試験は、仏事に関する疑問や質問、ご本尊やお参り、お寺や葬祭のことなど、仏事に関しての知識を問われます。

仏事コーディネーターとは？

仏事コーディネーター資格審査協会が認定する「仏事コーディネーター資格」は、仏事の豊富な知識をもった実務経験者を講習と試験により審査し、証明する制度で、平成16年に開始されました。亡くなった方のご供養や、様々な仏事については「よくわからない」ことについて相談できるのが仏事コーディネーターです。

全日本宗教用具協同組合（全宗協）に加盟する事業所の経営者・従業員のみが受験でき、仏事コーディネーター資格を持てるのは全宗協の組合員である経営者やお店の従業者に限られます。仏事コーディネーター資格は安心の全宗協組合員のみに与えられる資格で、この制度によりお客様に適切で満足していただく宗教用具販売を実現しています。

上記の通り、主に仏壇店や葬儀関連の業務に従事する方が取得される資格であり、取得から5年目以降に更新を行うと会員証がゴールドカードに昇格します。

シルバーカード

ゴールドカード

仏事コーディネーターに相談できること

仏壇や仏具の選び方がわからない

仏壇や仏具の配置は、宗派により異なるうえ、さらに地方の風習・慣習によっても差異がある場合があります。
そのような場合でも、地域の風習に詳しい仏事コーディネーターに相談することで、適切な仏具や仏壇の選択をサポートしてもらうことができます。

ご本尊や位牌、宗教行事の意味が良くわからない

お仏壇やお仏具、そして日々の宗教行事にはすべて意味があります。
その意味がよく理解できなければ、せっかくのお仏壇や信仰が無意味なものになってしまうかもしれません。
仏事コーディネーターは、お仏壇お仏具全般のコーディネートをお手伝いするほか、お参りや葬祭の作法や由来をお伝えすることができます。

葬儀後の法要、お寺とのお付合いをどうしたらいいか

法要の段取りやお布施などのお金のこと、そして今後のお寺とのお付き合いをどうしたらいいかと言ったことは、よく一般のご家庭から寄せられる質問です。
仏事コーディネーターは、宗派ごとに各地のお寺とのお付き合いの仕方などもアドバイスすることができます。

仏事コーディネーターの資格試験

資格審査の実施機関

資格審査は「仏事コーディネーター資格審査協会」が行います。
「仏事コーディネーター資格審査協会」は全日本宗教用具協同組合が後援しています。

受験資格

1. 宗教用具を扱う事業所を経営する者ならびにその従業者
   ※パート、アルバイト、非常勤の従業者も含みます
2. 全日本宗教用具協同組合の組合員とその従業者を対象として実施

※受験資格に虚偽が判明した場合は、合格後であっても資格取消となります

試験日程

年1回、東京会場・大阪会場でそれぞれ行われます。

最新の試験概要については全日本宗教用具協同組合「仏事コーディネーター資格審査試験」のページをご覧ください。

試験概要

資格認定は講習と試験により構成されます。

試験は上記の6項目の中から使命と心構え以外の5項目より○×式と選択式の併用で出題されます。

テキストと過去問題

全日本宗教用具協同組合「仏事コーディネーター資格審査試験」のページで、過去の設問と回答、および最新のテキストの販売について掲載されています。

まとめ

仏事コーディネーターは仏事や法要にまつわる多様な知識をもつスペシャリストの資格です。

仏壇や仏具の選定に関することだけでなく、お寺や葬祭についてなど様々な仏事のお悩みを相談することもできます。

仏事コーディネーターは、全日本宗教用具協同全日本宗教用具協同組合（全宗協）の加盟店の従業員のみが取得できる資格であるため、仏事コーディネーターが在籍する店舗は、健全な経営の安心のお店といえるでしょう。