仏壇を選ぶときのポイントは?品質や素材による値段の違い

仏壇の値段は、材質や主材の工法、金箔と漆の品質、彫物と蒔絵の精巧さ、産地によって左右されます。

お仏壇は、たいていの人が一生に一度しか買わないものです。そのため、仏壇の価値や値段というのは、一般の人が見ただけでは全くわかりません。同じように見えるのに、値段が全然違うこともあります。ここでは、お仏壇の値段と品質の関係について説明します。

お仏壇の値段と品質

高価な仏壇と廉価な仏壇の違いはどこにあるのでしょうか。それは「どんな材料を使っているのか」ということと、「完成までどれだけ手間をかけているか」ということです。

お仏壇の値段の違いは、品質の違いによるところが大きいのです。品質の違いとは、木の材質、主材の工法の違い、金箔と漆の品質、彫物と蒔絵の精巧さ、産地の違いです。同じように見えても、品質が違えば当然値段が違ってきます。値段に応じて耐久性も違ってきます。

商品によってはメーカや製品番号がはっきり書かれていなかったりするので、他店と値段を比べるのも難しく、詳しくは店の人に尋ねる必要がありますが、基本的な知識を知っておくと役に立つでしょう。

主材の工法

主材がどのような工法で作られているかによって、お仏壇の品質、値段は大きく変ります。もちろん、高級なものほど、長く使えます。

通常、主材は芯材に天然の原木を練りつけます。この練り方の工法に、「前練り」、「二方練り」、「三方練り」、「四方練り」があります。後者であるほど高級です。紙のように薄くスライスした板を貼った「突板貼り」をしたものは、一番安くなります。

さらには、木目模様の紙を印刷した「転写印刷」のもの、木目を印刷した塩ビシートを貼り付けた「プリント加工」のものもあります。「~調」というのはこれです。もちろん、これらは最も安いもので、長年使っていると剥がれてきます。また、芯材にも様々な素材の違いがあります。

「総無垢」にして練りつけをしないものは最も高級ですが、素材の割れや狂いを生じやすいという欠点もあります。逆に、原木を使わず、細かな木片を寄せ集めて造る「集成材」は安く、紙などを圧縮して固めた「圧縮ボード」を使ったものはさらに安いものです。

これらの合成材は湿気や衝撃に弱いのです。また、接着剤にホルムアルデヒドなどの有害物質を使っていないか注意する必要があります。

木の材質

お仏壇、特に唐木仏壇は、木材の材質によって大きく値段が違います。同じ種類の木であっても、その品質によって価格は大きく異なります。

唐木仏壇は広葉樹を用いることが多く、黒檀、紫檀、黄王檀、鉄刀木(タガヤサン)、黒柿(シャム柿)などの外国産銘木や、国産の欅(ケヤキ)、屋久杉、桑、などの銘木を使って、素材の木目の美しさを活かしたものが高級です。

一方、金仏壇は塗装しているため、表面からでは材質がわかりませんが、檜(ヒノキ)、杉、松などの針葉樹を使うことが多いようです。

金箔と漆

金箔と漆の質は仏壇の値段に大きく影響します。

金仏壇の場合、金箔と漆の品質が大きく価格に影響します。金箔は純度と厚さにより値段に大きな差が出ます。金箔には、細工をほどこせるよう、わずかな量の銀と銅が混ぜられており、金の純度が高い順に「1号色」~「4号色」となります。「五毛色」はさらにその上です。

当然純度が高いものが高く、一般に赤みの強いものが上質です。また、厚さについても、厚いものから四枚掛、三枚掛、二枚掛、一枚掛とあり、厚いものの方が当然高価になります。

漆は国産か外国産で品質が異なります。漆塗りはとても高度な技術を要するため、色むらがなく、何度も塗り重ねられたものの方が価値が高いと判断できます。

なお、漆は塗りの回数の多いほど耐久性が伸びます。漆を使わずにカシューなどの化学染料を使ったものもありますが、吹き付け塗装が行えるため安くなる一方、耐久性などを疑う必要があります。また、下地にも染料を使います。

彫り物・蒔絵

彫り物や蒔絵は職人の技が試される部分です。素人でも造りの精巧さは、大体わかりますから、じっくり見比べて確かめましょう。

伝統的工芸品と主な産地

「伝統的工芸品」に認定されたお仏壇は、伝統産地で特定の製法によって造られたものです。なかでも、経済産業大臣によって認定されているものは、品質に関して最高峰と言えるでしょう。

お仏壇の主な伝統産地は、唐木仏壇が、会津・関東・東京・静岡・大阪・徳島など、金仏壇は、秋田・名古屋・彦根・大阪・広島・川辺などです。

産地を明記されていないこともありますが、中国などの海外産のお仏壇には、安いものが多くあります。品質はものによりますので、しっかりと確かめる必要があります。

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この記事を書いた人

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