広島仏壇は伝統的工芸品?浄土真宗と歩んだ発展の歴史

広島仏壇
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13世紀以降に浄土真宗が広まってから、信仰心の強い「安芸門徒」の心の拠りどころとなってきた広島仏壇。その歴史や特徴を紹介します。

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広島仏壇の歴史

広島仏壇の成り立ち、発展の経緯は下記の通りです。

1619年(元和5年)
前紀州藩主・浅野氏が広島へ転封されたことで漆塗技術が伝わる。

1716年(享保元年)
僧侶・敦煌によって京阪の仏壇仏具の製造技術が伝わる。

伝来した技術を掛け合わせ、広島仏壇が製造され始める。
瀬戸内海の物流ルートから広島仏壇の県外出荷が進む。

大正末期
広島が仏壇生産量全国一位に。金仏壇の産地として知名度を上げる。

第二次世界大戦の壊滅的な被害を乗り越え、復興を遂げた現在。

広島市、三原市、福山市、府中市、三次市などは今も仏壇製造の中心地です。

広島仏壇の特徴

広島仏壇は伝統工芸技術の総結晶です。

広島仏壇は、漆塗・蒔絵の高度な技術が織りなす優雅な美しさが特徴です。

製造工程は木地・狭間・宮殿・須弥壇・錺金具・漆塗・蒔絵・塗の七つ。「七匠」と呼ばれる専門職人が各工程を担当する分業制を採用しています。

「伝統的工芸品」基準をクリア

1978年(昭和53年)2月6日に経済産業大臣より「伝統的工芸品」の指定を受けた広島仏壇。

「伝統証紙」と組合独自の「組合指定証紙」により、その品質が保証されています。

伝統的工芸品とは優れた日本の伝統産業を後世へ継承するための基準。経済産業大臣が指定した条件を満たし、産地検査に合格した製品には伝統マーク入りの伝統証紙が貼られます。

広島仏壇に定められた基準

  • 木地の構造は、釘を使わない「ほぞ組み」にする。
  • 寺院建築を「枡組」による宮殿作りにする。
  • 蒔絵は砥粉と膠を合わせた「高蒔絵」にする。
  • 漆塗りの技法は「立て塗り」にする。
  • 木地はスギ、松、ヒノキなどの木材を使用する。

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