1. 霊具膳

霊具膳

初七日から四十九日、百カ日、祥月命日、法事、春秋のお彼岸などには霊供膳(れいぐぜん、りょうぐぜん)をお供えします。膳には4つの椀と高坏に盛った精進料理を並べ、仏様へ感謝とご先祖様への供養の心を表します。霊供膳は真宗以外の宗派で用いる飲食供養具です。お仏壇を新しくし、開眼供養を行う際も霊供膳をお供えします。

霊具膳とは

祥月命日など特別な日に仏様、ご先祖様にお供えする小型の本膳を霊供膳と呼んでいます。本膳とは冠婚葬祭で供される伝統的な本膳料理のはじめのお膳であり、内容は一汁三蔡の献立を基本としています。お仏壇に供える時には箸を仏前に向けて、手前に親椀と汁椀、その奥に平椀と壺椀、膳の中央に高坏を並べ、膳引きと呼ばれる台に置きます※。膳は1つ、もしくは2つ並べて供えますが、仏様とご先祖様にそれぞれお供えする場合には箸を二膳分用意するのが正式とされています。各器に盛りつける内容は以下の通りです。高坏に盛る香の物は「身を切る」といわれる3切れを避けて2切れ分盛るようにしましょう。
※配置に関しては宗派、地域によって多少異なる場合があります。また、地域によっては箸をごはんに挿して供える慣わしもあります。

  • 親碗(おやわん)
    ごはんを盛る器
  • 汁椀(しるわん)
    味噌汁、吸い物用の器。
  • 平椀(ひらわん)
    煮物を盛る器。
  • 壺椀(つぼわん)
    煮豆、胡麻和えやなますなどの
    和え物を盛る器。
  • 高坏(たかつき)
    香の物を盛る器。

なお、真宗では故人は浄土で仏となると考えられていることから、霊供膳や位牌を用いません。

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飲食供養

三宝(仏・法・僧)に対して供給奉養(くきゅうぶよう)の精神で、感謝の思いと信仰心を表す行為が「供養」です。その一つである飲食供養(おんじきくよう)は食物、茶湯を仏前に捧げることをいい、香供養・花供養・灯供養と合わせて大切なご供養の形です。飲食供養具には「仏飯器」・「茶湯器」のほかにも、仏飯器を置く「仏器台」、食物を盛る脚付きの器「高坏(たかつき)」、主に真宗で餅や菓子などの供物を供える際に使用する「供笥(くげ)」、複数の供物を供える「段盛(だんもり)」などがあります。
また、供物そのものは総称して「華足(けそく)」※と呼び、初七日から四十九日、祥月命日、春秋のお彼岸などには、4つの椀に「高坏(腰高、高皿)」、「箸」を「仏膳」に並べた「霊供膳(れいぐぜん)」をお供えします。 ※真宗では「華足」を「供笥」の別称としています。

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霊供膳にふさわしい精進料理

霊供膳に盛りつける料理は一汁三菜が基本です。ごはんを親椀に山盛りに盛りつけ、三菜は季節の野菜を取り入れ、彩りを考えた精進料理を作ります。精進料理とは肉、魚を使わず、ネギやらっきょう、にら、にんにくなどの刺激が強い香味野菜(五辛と呼びます)を避けて作る菜食です。煮物で使うだしも動物性では取らず、しいたけなどで取ったものを使います。仏様、ご先祖様への思いを込めて、なるべくご家庭で手作りした料理をお供えしましょう。

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霊供膳のお手入れ方法

仏壇店で販売している霊供膳は、漆器とプラスチック製(PC製)のものがあります。それぞれ総朱・黒中朱などに彩色されていますが、宗派による特別な決まりはありません。プラスチック製品は軽く、お手入れがしやすいことが特徴です。漆器はつやと質感が美しく、高級感が漂います。漆器のお手入れは、高温のものをすぐに盛り付けない、水に長時間つけ置かない、強くこすらないように中性洗剤で優しく洗うなど、いくつかの注意点を守れば美しいまま、永く使用することができます。洗い終わったら自然乾燥ではなく布で水分をふき取り、直射日光を避けて保管するようにしましょう。漆器を重ねる際は布や紙を器と器のあいだにはさむことで傷を防止できます。

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