1. 毎日のお参りの仕方

毎日のお参りの仕方

江戸時代以降、ほとんどの日本の庶民はお仏壇を日々お祀りし、お参りしてきました。ですが、最近はお仏壇というと、法事などの特別な時以外には接することが減ってきて、日々のお参りの仕方もおろそかになってきています。日本人が伝統的に行ってきた日々のお参りの方法を見直してみましょう。

朝のお参り

朝、洗顔などをすませると、まず、朝のお勤めをします。できれば、家族全員がそろって行います。
お仏壇の扉を開けて、お仏壇を掃除します。そして、お供えをしてから、礼拝を行います。
花やご飯、お茶・水(真宗ではお茶・水はお供えしません)はもちろん、ろうそくやお線香に火をつけるのもお供えですし、礼拝も心のお参りなのです。

礼拝は、正座をして、燈明、焼香を行った後に行います。数珠を手に、合掌し、称名やお題目を唱えます。お経を読むのはさらに良いです。
朝食後には、お供えを下げて、ろうそくの火を消します。息を吹きかけたり手で扇いだりせず、仏扇やロウソク消し、香箸で消します。お仏壇の扉が二重になっていたら、内扉だけを閉めます。

日中のお参り

日中はお仏壇の扉はそのまま開いておきます。
そして、果物やお菓子などのいただきものや、季節の初物をいただくときは、まず、お仏壇にお供えします。手の空いた時はお仏壇を掃除してきれいにしておきましょう。

就寝前のお参り

寝る前には、一日の感謝を込めて礼拝をします。
そして、ローソクやお線香の火が消えていることを確認をしてから扉を閉めます。くれぐれも火事を起こさないように気をつけましょう。

※ここでは一般的なお参りの仕方を紹介しましたが、宗派や地方によっても異なることもあります。詳しくは菩提寺か各宗派の本山などにお聞き下さい。
※お供えする仏花に関しては、一般に、トゲのあるバラ、指し芽で増えるアジサイ、独特な臭いのするゼラニウム・マリーゴールドなど、花が落ちるツバキなどは避けることが多いようです。

注意点・ポイント

仏壇というものは、買っただけでいいというものではなく、日々お勤めをしなくては意味がありません。仏様ご先祖様へ祈りを捧げてはじめて、価値あるものになるのです。
 仏壇へのお参りで重要なのは、もちろん仏様ご先祖様への感謝の気持ちです。われわれがこうして無事に毎日を過ごすことができるのは仏様ご先祖様のおかげです。その気持ちを、本尊におさめた仏壇に捧げることが、仏様ご先祖様への何よりの供養です。
 お祈りを捧げること自体が、人間の謙虚な心を育て、すがすがしい気持ちをもたらしますが、よい家庭環境を育てるという役割も果たしています。例えば一週間に一度でも、家族全員で仏壇の前に座っている家族では、家族全員が心をひとつにするという、尊い時間を過ごすことができます。
 また親が毎日、お供えをしてお祈りをしている家族では、たとえ子供がお参りしていなくても、自然と子供の心に、仏様ご先祖様への敬愛の気持ちが育ってくるものです。子供は親の背中を見て育つのです。
 仏壇でのお勤めは毎日行うことが大切です。本格的なお供えをして、お経を読むことも大切ですが、最低限のことでもいいから続けるということが何よりも大切なのです。
 毎朝、仏様にお祈りすれば、必ず一日を健やかな気持ちで過ごすことができます。

まとめ

≪日々のお勤め≫
①朝、起床したら、まず仏壇の扉をあけます。扉をあけるときには、合掌し、軽く一礼します。仏壇の開け閉めは、かならず毎日行ってください。
②家族が朝食を食べる前に、仏飯、浄水(お茶)、花などを供えます。毎日が難しければ、最低でも週の初めの月曜日とか、月一回お一日にはお供えをしてください。
③お供えをしたら、ロウソクに火を灯し、線香をたき、?(りん)を鳴らし、合掌礼拝します。この時に読経を行うのが理想ですが、できなければ合掌礼拝のみでも問題ありません。仏様ご先祖様への感謝の気持ちを捧げて、供養をしてください。
④家族の食事の後、お供物を下げ、ロウソクを消し、内扉を閉じます。
⑤頂き物や特別にご先祖様にお供えしたいものがあれば、仏前にお供えします。
⑥就寝前に、合掌一礼して、扉(内側と外側)を閉じます。

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