「御簾」職人がルーツ
「みす平本店」の創業は、今を遡ること約210年前の天明4年です。宮殿や神殿などで用いられる御簾(みす)、庶民風にいえば「すだれ」を、京都で作っていた職人が上京し、仏壇や仏具、神具を扱う専門店として開業したことがその始まりです。社名に使われている「みす」に、その歴史と伝統がしのばれます。
「みす平本店」の前田平起社長は、京都時代から数えること9代、仏壇通りに店を開業してから3代目にあたります。同じ「仏壇通り」にある「みす平總本店」「みす平總卸店」は、同じ流れをくむ親戚関係です。
お客さまの信頼がある
6階建ての建物の1〜3階が店舗として使用されています。1階には小型仏壇、仏像、神具など、2階には家具調仏壇、3階には大型仏壇が展示されています。規格品のほか、特殊な素材やサイズなどの注文生産にも応じていますが、常にお客さまがどのようなお仏壇を求めているのかを考え、商品の選択を行っています。
仏壇の買い換え時期は30〜50年といわれていますが、ご尊父の時代に販売したお客さまが、その当時の領収書をもって、新たに、店舗を訪ねて、購入してくださいることもあるそうです。伝統のある仏壇店ならではのエピソードです。
知識の積み重ねも怠らない
毎日、夕方には必ずスタッフが全員集まり、打ち合わせと勉強会を開いています。「長年、この業界にいる専門家の私たちでも、時には、間違った見識をもつこともあります。例えば、"お仏壇の扉は、49日まで、開けておくのか、閉めておくのか"といった質問がお客さまから寄せられました。私は閉めて置くものだと思っていたのですが、それは神道の場合でした。神道では、人の死は汚れたもの、といった概念があるため、紙を貼って閉めておきます。一方、仏教では、魂が宿っているものとして、開けておくことが正しいようです。でも、このしきたりも地方によってもさまざまです。だからこそ、常に勉強を怠りなく続けなければなりません」と前田社長は延べています。
また、仏壇をお届けする配送スタッフも、仏壇の位置、方向、お飾りの順番など、お客さまの質問に応えられるよう、社員教育を徹底しています。
伝統と歴史に甘んじることなく、常にお客さまのニーズにお応えできる品揃えと知識のある仏壇専門店、それが「みす平本店」です。
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