仏壇にお供えする果物について

仏壇へのお供えにおすすめの果物
仏壇へのお供え物の果物はどこで購入する?
ただし、進物用として他家へ贈るお供えの場合はカゴ盛になった果物を贈るという場合も多いです。果物が最初からカゴ盛りされているお供え用の果物ギフトを購入すると便利でしょう。ネットショッピングで購入することもできます。価格は5,000~12,000円の間が一般的です。
のし(熨斗)について
一般的には白黒か、あるいは銀色の水引を使用します。ただし、四十九日法要や一周忌などの節目で水引の色が変化する地域があるため、注意が必要です。
水引の上側には「御供」や「御供物」と記載します。「御仏前」でも問題ありません。そして、水引の下側にはお供え物を贈る方の名前をフルネームで書きます。数人で贈られる場合は代表者の氏名を記載します。また、夫婦や家族で贈られる場合は、下の名前を連名にします。
お供え物の置き方
果物を盛る前に、果物カゴと器の間に半紙を敷きます。半紙がなければ、無地の紙で代用することもできます。半紙は頂点をズラして三角形になるように折ります。
また、中型以上の仏壇では供物を置ける場所が上・中・下の3段に区分されています。上段には仏飯やお餅、菓子が供えられます。そして、果物は下段に置きます。十分なスペースがない場合は、仏壇の前に卓を設けてお供えしましょう。
最近はミニ仏壇と呼ばれる小型の仏壇を使っている方も多くなっています。もし、仏壇にお供えが入りきらない場合は、仏壇の前や経机の横にテーブルを置いて、その上にお供えします。畳や床に直にお供え物を置かないようにしましょう。
お供え物の個数について
そのため、フルーツショップなどで購入する際に「お供え用です」と伝えると、奇数の詰め合わせを提案されます。
これらはあくまで縁起としての通説であり、さまざまな解釈が存在します。自宅の仏壇へのお供えであれば、自身の考えに合わせてお供えすれば大丈夫です。しかし、お供え物を他の家に送る場合は、お供え物ギフトを扱っている店舗にお願いしたほうが無難と言えます。
お供え物を食べてもよい?
お供え物を食すことを「仏様からのお下がりをいただく」と表現します。そもそも仏壇に食べ物をお供えするのは、私たちが食べ物に困らずに生活できていることに感謝を表すためです。そして、そのお下がりを食すことで、仏様と交流し、お供えを通して仏様に感謝を伝えるという意味合いがあります。そのため、お下がりはできるたけ残さないように食べることが好ましいとされています。

