神棚のしめ縄の飾り方について

しめ縄とは、神様の領域と私たちの住む現世を分けるものです。神道では神様たちが住む世界を常世(とこよ)、私たちが住む世界を現世(うつしよ)といい、厳密に分けています。
その結果のしるしとなるものが、しめ縄なのです。
神棚におけるしめ縄は、ご神体が常世であることを表しています。
今回は、このしめ縄の正しい飾り方や取り付け方などについて解説していきます。
神棚のしめ縄の飾り方
しめ縄の向き
しかし、これは絶対ではなく、商売繁盛を願ったりする場合は、「入船」「出船」のように逆になる場合もありますし、地域によっても違います。
神社の場合でも出雲大社をはじめとして、左側に太い部分を飾るところも多くあります。
一般的には右側が太い部分になることを覚えていただければよいと思います。
神棚のしめ縄の取り付け方
また、しめ縄には紙垂(しで)と呼ばれる稲妻のかたちをした紙が付いています。これは、本当に稲妻をかたどったという説もあり、豊作を願って正常に雨季があるよう願ったとの説があります。紙垂も必ず取り付けましょう。
神棚のしめ縄の種類
神棚のしめ縄の意味
しめ縄の起源は、日本書紀に見られます。天照大御神が天の岩戸にこもり、ほかの神々が苦労して外に連れ出した際、天児屋命と太玉命という神様たちが「再び入ってはいけませぬ」と、岩戸にしめ縄を張ったといわれています。
神棚のしめ縄を取り換えるタイミング
取り換えるタイミングで、新しい年を迎えるにあたり、しめ縄にも正月用のお飾りをします。街にはお飾りが多く出回っていると思いますので、おめでたい雰囲気を演出するように飾り付けをしてください。
お正月飾りは、1月7日には外し、しめ縄だけにするご家庭が多いようですが、地域によってはさらに長い期間飾っておくこともあるようです。
神棚のしめ縄の処分の方法
現在では、1月15日にお札や正月飾りなどを焼く行事として認識されています。
この日にしめ縄を持ち込めば、失礼なく処分することができます。当日に行けない場合でも、15日までに神社にお預けすれば、当日に処分してくれる場合が多いようです。
神社などに足を運べない場合は、自治体のルールに従って捨てることになります。あまり気分がよい方法ではありませんが、感謝の気持ちをもって、塩などでお清めをすれば、問題ないとされています。
まとめ
神棚があるご家庭で、神棚について相談したいことがある方や、神棚の購入を検討されている方がいらっしゃれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

