仏壇店に行く前の準備 予算・宗派・寸法の確認

仏壇は、人生に何度もある買い物ではありません。一度購入すれば、その後は10年、20年と長く付き合うことになります。通常、お仏壇は忌明け法要（仏式の場合は四十九日）までに用意します。

葬儀後は香典返しや四十九日の準備、各種書類手続きなどやるべきことは多くありますが、仏壇についても後悔のないように、家族全員が納得できるものを選びたいものです。最適な選択をするために、仏壇店に行く前に用意しておくべきポイントについてご紹介します。

家族の宗教・宗派を確認する

仏壇の種類や必要な仏具、飾り方等は、信仰する宗派や地域の特性によって変わってきます。仏壇店に行く前には、必ず家族の宗教・宗派を確認しましょう。販売員に宗教・宗派を伝えると、それに適したお仏壇・仏具を提案してくれます。

お仏壇の価格は幅広く、数万円程度のものから数百万円するものまであります。サイズや材質・品質、工法などによって金額は変わってきます。また、お仏壇本体価格以外にも、仏具一式を揃えるのにも別途費用がかかります。

仏具の価格も安価なものから高価なものまでさまざまです。仏壇店によっては、仏壇と仏具一式をセット販売しているところもあります。仏壇店に行った際に、幅広い価格帯のお仏壇・仏具を比較検討することも大切ですが、あらかじめ“予算の上限”を決めておくと、スムーズに選ぶことができるでしょう。

仏壇は仏間のある和室に置くのが一般的でした。しかし、住宅事情も変わってきた今、洋室に置くタイプの家具調仏壇なども出てきています。白を基調としたスタイリッシュな仏壇もあれば、コンパクトな和モダン風の仏壇もあります。希望を伝えれば、自分の家の雰囲気に合ったお仏壇が見つかるはずです。

仏壇店に行く前に、自宅のどの部屋にお仏壇を置くかを決め、あらかじめ寸法（高さ・幅・奥行）を測っておきましょう。また、デジカメや携帯で設置場所の写真を撮っておくこともお勧めします。仏壇店で写真を見せれば、より詳細な提案がなされることでしょう。

日本人の核家族化が進む昨今、宗教離れや住宅事情の変化なども相まって、自宅にお仏壇を置いていない家庭も増えてきました。身近な人の死を体験して初めて、仏壇について考えるようになる人も多いのではないでしょうか。

そもそもお仏壇とはなんでしょう？歴史的に見ても宗教的な意味合いが強いものですが、お仏壇は毎日手を合わせることで“ご先祖様とのつながり”を感じることのできる“身近な存在”でもあります。仏壇店に行く前に、仏壇の重要性についてぜひ家族で話し合ってみてはいかがでしょうか。

いい仏壇では、ご希望のエリア、仏壇・仏具の種類や特色、宗旨・宗派などの検索条件で全国の仏壇店を探すことができます。

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