仏壇・仏具の選び方

仏具とは、仏壇をお祀りする際に飾る道具のことで、それぞれに意味があります。しかし、仏壇や仏具には宗派によって決まりごとがあり、日蓮宗も例外ではありません。ご本尊を正しい方法で祀るためにも宗派の決まりごとについて知っておくと安心できます。

仏壇の座布団とは、ご先祖様を供養するための大事な仏具のひとつです。仏具として扱われる座布団は、通常来客が来た際に使用する一般的な座布団とは大きさや作りが異なり、仏壇用の座布団として販売されています。

蒔絵とは、筆に漆をつけて絵柄を描き、その漆が乾かないうちに金粉や銀粉などを付着させて文様を描く手法です。漆器だけでなく、仏壇や仏具、雛人形や五月人形の装飾品、万年筆などさまざまなものの装飾に用いられています。

仏壇には、大きく「仏様をお祀りする家の小さなお寺」と「ご先祖様のお家」というふたつの意味があります。最近ではインテリアやお家のテイストを洋風にする人も増えてきており、それに合わせて自分らしい仏壇を購入する方も増えてきています。

厨子（ずし）は、御本尊様やご位牌を安置する仏具です。飛鳥時代の工芸品「玉虫厨子（たまむしのずし）」まで遡ることができるほど、古くから用いられてきました。私たちにとってはより馴染みが深い仏壇のルーツになったものとされています。

仏壇とは、一昔前、ご先祖様や亡くなった親族を偲び・対話する場所でしたが、都市化が進み、核家族化した現在では仏壇を自宅に置く慣習がなくなりつつあります。しかし現在は、仏壇は家族の絆を再確認できる大切な場所として購入を考える人が増えていると言います。

ホームセンターが販売する仏壇とは、仏壇仏具店ではなくホームセンターが主体となって販売している仏壇のことです。ホームセンターは仏壇仏具店と比べて店舗数が多く、購入しやすいという特徴があります。

仏壇のマットとは、経机の天板や膳引きに掛ける経机掛けを表していて、経机や膳引きの汚れを防ぐ役割を持っている布です。

近年、ネット通販で仏壇を購入される方が増加しています。以前は、仏壇を購入するためには店舗に行くしかありませんでしたが、最近はネット専門の仏壇仏具店が登場したり、仏壇仏具専門店がネットショップを開設したりと、ネットでも仏壇を簡単に購入できるようになってきています。

神具とは、神棚にそろえる道具のことです。日本では仏教と神道を信仰する方も多く、仏壇と神棚の両方が家にある方も多いのではないでしょうか