キリスト教の家庭祭壇をお考えの方は、現代仏壇を活用しましょう

家庭祭壇とは、キリスト教徒が日々祈るための大切な場です。偶像崇拝は行いませんが、故人を偲ぶために用意する場合もあります。しかし家庭祭壇を購入できる場所は少ないため、用意するのが難しい場合は、現代仏壇をキリスト教の祭壇として代用することができます。現代仏壇をキリスト教の家庭祭壇として用いる時は、購入する前に仏壇の種類やレイアウトについて知っておくことが大切です。

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日本人と仏壇の歴史

日本人にとって仏壇は大切な場所です。かつては仏壇を家の中心に置き、亡くなったご家族が見守る場所としていました。また仏壇は日本人の歴史の中で、常に家族と両親・祖父母、そしてご先祖様との時間と空間をつなぐ大切な役割を果たしてきました。
日本での仏教の歴史を遡ると、起源は西暦6世紀頃といわれています。

しかし百済から仏教が伝わったばかりの頃は仏壇の文化はなく、仏壇が日本で登場するのはそれから100年ほどが過ぎた頃と考えられています。

仏教は伝わったばかりの頃、一般庶民には縁遠い、貴族階級だけのものでした。一般庶民にも広く浸透するのは、それからさらに6世紀ほど過ぎた12世紀~13世紀のことです。しかし、仏壇が広く普及する時期は宗派によって異なっています。14世紀頃には真宗の門徒には広まっていましたが、他の宗派には広まっていませんでした。日本人全体が仏壇を持つようになるのは、17世紀頃になってからです。
広まったきっかけは、江戸幕府がすべての庶民に対して、キリシタンでないことを証明するためお寺の檀家になるようにと命令したことでした。これにより、日本人全体が仏壇を持つようになりました。

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キリスト教の家庭祭壇

仏壇が広まった背景には、キリシタン、すなわちキリスト教の存在がありました。当時はキリシタンでないことを証明するために仏壇を持つよう命じられていたことから、キリスト教と仏壇は相反する関係でした。しかし歳月が流れ、キリスト教と仏壇の関係に次第に変化が生じるようになりました。
現在では、キリスト教を信仰される方にとっても仏壇は身近なものとなりつつあります。

キリスト教徒にとって、家庭祭壇には二つの役割があります。一つは、召天者を悼む儀礼を行うための役割です。もう一つは、日々の祈りのための大切な場所としての役割です。一般的に、キリスト教は教会で礼拝を行います。しかし仏壇の文化が浸透していることもあり、日本のキリスト教徒は自宅に祭壇を設けてイエス様の信仰や故人の礼拝を行う方法が広まりつつあります。

宗派による仏壇のレイアウトの違い

キリスト教は仏壇とは無縁だと考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし現代仏壇はどの宗教でもお使いいただけますので、キリスト教の方が仏壇を家庭祭壇として用いて毎日のお祈りを行っても問題ありません。
それでは、自宅に家庭祭壇として仏壇を設ける場合に覚えておくべきことは何でしょうか。厳密な決まりはありませんが、宗派によっておおよそのレイアウトや役割の違いがあります。

仏壇のレイアウトや役割は、宗派によって以下の4つの種類に分けることができます。

無宗派

信仰する宗教がない場合には、写真や想い出の品などが置かれます。

仏教式

信仰する宗派に合わせ、仏像を中心に祀ります。

神式

神鏡や霊璽(れいじ)を祖霊者として納めます。

キリスト教

カトリックとプロテスタントで、共通する部分と異なる部分があります。
カトリックではキリスト像が刻まれた十字架を中央に配置し、左右に燭台を配置します。マリア像、聖書、聖歌集、遺影、花立ても飾ります。これに対してプロテスタントでは、十字架はキリスト像が刻まれていないものを用います。また、マリア像や遺影は置きません。位牌にはクリスチャンネームが刻まれ、向かって左側に配置されます。

通夜・葬儀・告別式における祭壇でのキリスト教の作法

通夜や葬儀、告別式では、以下の作法に従って祭壇に献花を行います。

 

1.花を受け取る時は、花が右手にくるように両手で受け取ります。

 

2.祭壇へ進むと一礼し、花が手前、根元が祭壇に向くように花を90度回して献花台に置きます。

3.軽く頭を下げて黙祷します。

 

4.遺族や神父、牧師に一礼し、席に戻ります。

現代仏壇の種類

仏壇を家庭祭壇として用いる場合、どのような種類があるかを覚えておくことも大切です。仏壇は、機能や型によって5つの種類に分けることができます。

台付きタイプ

高さがあるのが特徴で、床に設置します。台の部分が収納スペースとなっており、仏具などが収納可能です。机や椅子が収納できるタイプもあります。

上置きタイプ

小さな棚や箪笥、机などの上に置くことができるタイプです。台付きタイプと異なりあまり大きくないのが特徴です。

壁掛けタイプ

壁に掛ける薄い形が特徴で、台付きタイプや上置きタイプよりも場所をとりません。新築の場合は壁に埋め込むことができるタイプもあります。

オープンタイプ

他の3タイプと異なり、扉がないのが特徴です。想い出の品や位牌のみで祀ることもでき、より身近に故人を感じることができます。

移動式タイプ

底面にキャスターが付いていることから移動が可能なタイプです。時と場所に応じて設置場所が変えられるのが特徴です。

まとめ

仏壇とキリスト教の家庭祭壇についてご紹介しました。現代仏壇を家庭祭壇として用いる場合には、これらのレイアウトや作法を覚えておきましょう。さまざまなタイプの仏壇があるので、ご家庭の風土や文化に最も合ったものを選ぶことが大切です。
家庭祭壇や現代仏壇の購入を考えていらっしゃる方、またはご不明な点がある方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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