高岡壇を中心に、大型仏壇の展示数が県内随一
高岡にある本店は、蓮の花を模した六角形の建物(回向堂)で、遠くからでもよく目立ちます。場所は国道8号線沿い、北陸道高岡インターから5分ほどの場所にあり、車でのアクセスが便利です。
展示場は2つの棟に分かれています。ワンフロアの小型仏壇展示場には、小型の高岡仏壇、金沢仏壇、家具調や箱型仏壇、線香やろうそくなど小物、仏具が展示されています。大型仏壇展示場は4階建て。落ち着いたギャラリー風の展示場に、30代(※1)から200代まで揃った高岡壇、金沢壇、城瑞壇、郡上壇などがズラリと展示されています。特に150代、200代といった大型仏壇の展示数は富山県内随一。店舗の総仏壇本数は60本以上を数えます。また、隣接した工場では、仏壇製作過程の見学ができるほか、塗り箸に金箔を押す「箔押し」の体験も可能。多くの来訪者に伝統工芸を紹介しています。
中部地域における仏壇の構造を知り尽くしている
大越仏壇は、仏壇の修復(洗濯ではありません)についても自信を持っています。修復は、仏壇を解体して虫食い木地を交換、新たな下地の塗り上げを行い、金具に不具合があれば、専門の職人に金具の製造を依頼して交換するなど、お洗濯(※2)とは比較にならない仕上がりと耐久年数となるそうです。
「当社は、地元の高岡壇だけでなく、福井、金沢、三国、三河、名古屋、郡上など中部地域における仏壇の構造を知り尽くしています。そのため、地域それぞれのお客様のご要望に合わせたお仏壇の製造・修復を行うことが可能です。また、金箔は金沢、仏具は越中高岡、塗りは北陸と、仏壇製作においては恵まれた環境にあるのも当店の強み。最高の漆器である輪島塗のお仏壇もご提供しております」(大越第2課長)
伝統工芸と仏教のこころを伝承していく
大越仏壇では、顧客の要望に沿った仏壇を提供するだけでなく、仏壇販売を通して、仏事や仏教についても伝えていくことを心掛けています。
「当社では、お仏壇をお薦めする際、商品の説明、材料の説明だけでなく、お仏壇が表現していることは何か?お仏壇に祈るとは?といったことをしっかりとご説明し、その上でご購入いただいております。仏事的な事柄を理解し、お手を合わせていただくこと。それが重要だと考えているからです。お仏壇をご提供すると共に、仏教のこころもお伝えしていく。それが私どもの務めだと考えております」(大越第2課長)
(※1)〜代……金仏壇においては、その規模に「代(だい)」という単位が用いられます。これは、浄土真宗の本山から取り寄せた掛軸の大きさのことを表しており、掛軸が3幅掛けられるだけの内のりがあることを示しています。
例:50代 一尺6寸(48p)
(※2)お洗濯……古くなった仏壇を解体し、各部品を洗浄後乾燥後、上塗り、再組立てを行うというリフォーム方法。
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