1. 仏飯器・茶湯器

仏飯器・茶湯器

仏飯器(ぶっぱんき)・茶湯器(ちゃとうき・さとうき)は、仏様にお供えをするごはんと茶湯を入れる器です。飲食供養に必要な供養具であり、香炉・花立て・ロウソク立てと並んで最低限揃えたい仏具です。

仏飯器・茶湯器とは

仏飯器

仏様に捧げるごはん(仏飯、お仏供、仏餉)を入れる器です。真宗大谷派では名称が異なり、「仏器(ぶっき)」と呼んでいます。炊きたてのごはんを盛り、「仏器台」(浄土真宗本願寺派の呼称は「供飯台」)の上に置いて毎日仏前に供えます。仏飯の盛り方に関しては、浄土真宗本願寺派では「盛糟(もっそう)※」と呼ばれる道具を使って蓮の蕾に模した形、真宗大谷派では円筒形に盛るのが正式とされています。扱いやすく機能性が高い真鍮製やステンレス、陶器製が多いようです。

茶湯器

お茶や水(功徳水、閼伽)を入れる蓋付きの仏器で、仏飯器同様に毎日供えます。ほとんどの宗派で使用しますが、華瓶を使用するため浄土真宗では用いません。

※和食店などでは「盛糟」と同じ読み方の「物相」という抜型を使ってごはんを押し固める盛り付け方法がよく用いられます。

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飲食供養

三宝(仏・法・僧)に対して供給奉養(くきゅうぶよう)の精神で、感謝の思いと信仰心を表す行為が「供養」です。その一つである飲食供養(おんじきくよう)は食物、茶湯を仏前に捧げることをいい、香供養・花供養・灯供養と合わせて大切なご供養の形です。飲食供養具には「仏飯器」・「茶湯器」のほかにも、仏飯器を置く「仏器台」、食物を盛る脚付きの器「高坏(たかつき)」、主に真宗で餅や菓子などの供物を供える際に使用する「供笥(くげ)」、複数の供物を供える「段盛(だんもり)」などがあります。
また、供物そのものは総称して「華足(けそく)」※と呼び、初七日から四十九日、祥月命日、春秋のお彼岸などには、4つの椀に「高坏(腰高、高皿)」、「箸」を「仏膳」に並べた「霊供膳(れいぐぜん)」をお供えします。 ※真宗では「華足」を「供笥」の別称としています。

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仏飯器・茶湯器の組み合わせ、毎日のお参り

本尊前に茶湯器1、その両脇に仏飯器を置く組み合わせや、本尊前に茶湯器・仏飯器各1、または本尊・脇侍前、位牌の前にそれぞれ仏飯器を置く形があります。これらは宗派・地域により異なり、置く位置についても特別な決まりはありません。須弥壇上や机など置く位置も指定はなく、お仏壇の大きさや構造によって変わってきます。
毎日のお参りの際には、花や線香と合わせて炊き立ての仏飯を仏飯器に盛り、朝一番にくんだ水や沸かしたての茶を茶湯器に注いでお供えをします。贈り物や季節のものをいただいた時にも一度お供えをしましょう。朝食後から正午までには仏飯器をさげて丁寧に器を洗い、さげた仏飯は捨てずにその後家族でいただきます。

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浄土真宗本願寺派・真宗大谷派の規定

真宗系各宗派では華瓶を用いるため、茶湯器を使用しません。そのほかの細かな規定は以下の通りです。

浄土真宗本願寺派

燭台1・華瓶2・火舎1の「四具足」と合わせて上卓に仏飯器をお供えします。供笥は宝相華(ほうそうげ)模様の彩色仕上げのものを選びます。
真宗大谷派の場合は、仏飯器を仏器と呼びます。華瓶2、火舎香炉1とともに仏器をお供えします。供笥は蓮水模様の彩色仕上げのものが正式です。

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七具足・十具足

「五具足」に茶湯器1・仏飯器1を加えた形式を「七具足」、「五具足」に茶湯器1・仏飯器2・高杯2を加えた形式を「十具足」と呼んでいます。

五具足(ごぐそく)

燭台1・華瓶2・火舎1の「四具足」と合わせて上卓に仏飯器をお供えします。供笥は宝相華(ほうそうげ)模様の彩色仕上げのものを選びます。
真宗大谷派の場合は、仏飯器を仏器と呼びます。華瓶2、火舎香炉1とともに仏器をお供えします。供笥は蓮水模様の彩色仕上げのものが正式です。

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